2009年5月14日木曜日

敵に救われる

一転して仕事の話。
しかも重めなタイトル。。。
皆様は自分が酷評していた人に、思いもかけないところで救われたという経験はありませんか?
私はあるプロジェクトでそんな経験をしてしまいました。 詳細は書けないので例えて書きます。

私が嫌いなAさんがいました。 Aさんの仕事のやり方はある点において顧客視点が明らかに欠けていることが原因でした。 私はAさんとは別の顧客視点を入れたやり方で仕事をするようにしていました。
私は一部の周囲にはAさんのやり方を酷評していました。
私のやり方は採用されました。
しかし思わぬところに落とし穴があり、関連する仕事が難航しました。
Cさん(上司)が私の仕事の仕方は「良さそうだけど前例がない」と懸念し保留をかけたのです。
そんな時、たまたまCさんがAさんの実績を見て「こういう似た感じのもあるのかぁ」と納得して、私の仕事が進んだ。
という事例です。

誰しも不慣れなことには警戒心を抱くもので、その警戒を解くのは前例や実績であることが多いもの。
その実績も、ノウハウもない私は思いもかけずAさんの実績を享受することができたのです。
私は嫌だと思っていたAさんに感謝し、
「こんなところで思いもかけず助けられるなら、Aさんのことを酷評することはなかった。。。」
そして、これまでなんの前例も無い中、地道な実績を重ね、道を切り拓いてきたAさんに尊敬の念を抱きました。

逆に、自身が、他人から酷評を受けたとしても 、後でその人は自身のことを認めてくれているかもしれないと思ったのです。
月並みな表現ですが
誰しも一人で仕事をしているわけではなく、助け助けられ、廻っている。
こんな当たり前のことを感じた一幕でした。

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