2009年6月4日木曜日

体のオーバーヒートと調整能力

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6/10追記
試してがってんをみて
遅筋(赤筋)
速筋(白筋)
が紹介されていました。

遅筋(赤筋):パワーなし、持久力アリ。有酸素運動時、脂肪を燃焼、血液循環良い
速筋(白筋):パワーあり、持久力ナシ。無酸素運動時、糖を燃焼、血液循環悪い

強いサーブやストロークを打つ際に速筋に頼りすぎると動けなくなってしまう。
速筋は糖を燃焼するが、そもそも筋肉に蓄えられる糖は少なく、
白筋と呼ばれるくらい毛細血管の少ないこの筋肉に糖が補充されるのは困難であろう。
ケガをしそうで瞬時に反応する時などに温存型筋肉として取っておくべきで
普段は遅筋を最大限活用できるようにしたい。
と思った。
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シングルスはサーブが大事と聞くが、実際プロのサーブを見ると凄い。

先日、ある大会を見学した際、もの凄いサーブを打つ人を見た。

これまで見たことのない渾身のフラットサーブ。

相手選手も一歩も動けないエースが、試合序盤から何本も出る。


ふと、不安をよぎったのは
このサーブ試合終盤までもつのだろうか、、、


なんと、その選手は負けてしまった。
傍目にも終盤のサーブの勢いがない。
フォアハンドストロークアウトを量産していた。
テイクバックが小さくなったようにも見えるが選手はストロークのアウトショットが増えたことは不思議のようだ。

ここで大予想だが、前半のスーパーサーブで腕、肩の筋繊維等が壊れてしまったのではないだろうか。
脳の調整能力はいつもどおり健在で、実行役の体が痛んでいる。。。
プロ野球投手も後半制球が乱れて交代する風景を見るが、あれは疲労から
筋繊維が壊れ、正常時と同様に脳が筋肉に信号を出しているものの、
筋繊維等がいくつか壊れている為に思うように動かなくなった結果ではないだろうか???

車で言ったらオーバーヒートとか
自転車で言ったら、ブレーキのワイヤー繊維の数本が切れることで
ワイヤーの張力が変わる。細くなり伸びやすくなる。
バネ定数が変わっているため、いつものバネ定数を想定したブレーキングでは練習通りに行かない状況。

どうも好調時のように制御が効かないといったり、
スランプの場合は、筋繊維や靭帯が損傷してバネ定数が
変わってしまっている事も考えられるのではないか。


調整能力は正常で体がいうことをきかなくなっているだけ
こんな時にどんなに調整しようとしても
壊れた筋肉等の挙動は一貫性が崩れているため調整力ではどうしようもない。
鍛えた体でも、性能に限界はあるわけで
それに気付かずにオーバーヒートになるリスクの方が高い

休養が一番のスランプ脱出方法というのもまんざらでもない。
もがく分長引く。なんてこともあるだろう。


スランプ脱出はさておき、試合に勝つには
試合における自身の体の限界を意識して
オーバーヒートにならないように
練習で養った調整能力が働く範囲で体を動かすことが重要だろう。

体が正常なときに、調整能力テストしておいて
試合中や練習中にブレが大きいときは
故障やオーバーワークを疑うようにしておくのがよいのではなかろうか。

例えば
①ストローク練習で的にあたる数/100本
②サーブで的に当たる数/100本
③壁打ちストロークで的に当てられた数/100本(一球目除く)

とかかな。
正常時の底が60%だとしたら、下回ったら休養。みたいな。

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